大田区の多摩川台公園は豊かな自然と歴史を堪能できる

多摩川台公園の魅力

公園と言うと子供の遊び場…と思いってませんか！？

でも大田区にある多摩川台公園は違うんです。

数々の花の名所でもあり、公園内に古墳群があり、素晴らしい眺望を見下ろすことも、池でのザリガニ取りも、自然の中で軽いトレッキングを楽しむこともできる。

子供から大人まで、散策からデートまで楽しめる、まさにオールマイティーな公園なんです。

この【大田区の多摩川台公園は豊かな自然と歴史を堪能できる】の記事では、多摩川台公園の魅力を具体的にお伝えします。

多摩川台公園がどんなところなのか、多摩川台公園について知りたいことがきっとみつかるでしょう。

１．多摩川台公園ってどこにあるの？

多摩川台公園は東京都大田区にある公園で、東急東横線、東急目黒線、東急多摩川線の『多摩川駅』から徒歩3分ほどの場所にあります。

公園は武蔵野台地の南端にあり、国分寺崖線に位置するため多摩川との高低差がある。

そのため、眺望が良く、冬の晴れた日には富士山が見えるとか。

実はこの多摩川台公園の眺望は、『多摩川八景』の一つでもあるんです。

２．多摩川台公園の全容

多摩川台公園を散策する前に、まず多摩川台公園の園内マップを見て多摩川台公園の全容を確認しましょう。

公園は、多摩川に沿った丘陵地に750mに渡って広がる広大なもので、様々な見所がつまっています。

都心にある公園にも関わらず、武蔵野の自然風景を色濃く残しており、まるで山の中にハイキングに来たかのような風景も味わうことができます。

手付かずの自然風景と、整備された美しい草花の両方を楽しむことができます。

面積は、67,154平方キロメートルと広大。

アップダウンもあるので、歩くだけでもいい運動になりますが、古墳や古墳展示室水生植物園、野草園、展望台などたくさんの見所があるため、半日いても飽きない公園です。

公園内にはお手洗いはありますが、残念ながら売店はありません。

第一広場には飲み物の自動販売機があります。

多摩川駅にあるコンビニでなにか買っていくとよいでしょう。

３．多摩川台公園の魅力

多摩川台公園は広くて自然が豊かなのでおすすめ！と言っても、具体的に何があるかわからないと、魅力が伝わらないですよね！

ここでは、具体的な魅力をご紹介します。

➀あじさい園

多摩川駅に一番近い入り口のすぐそばにあるあじさい園。

多摩川台公園のあじさい園では約6種類、3000株ものあじさいを見ることができます。

満開のあじさいに囲まれると圧巻！

あじさいが見頃を迎えるのは6月中旬から7月上旬にかけて。

②多摩川台公園の桜

多摩川台公園はお花見の名所として有名です。

公園内には300本の桜が植栽されているそうです。

多摩川を見下ろす雄大な景色と共に、気持ち良くお花見を楽しむことができます。

多摩川台公園の中で桜が美しいスポットは、展望広場と第一広場です。

大きな桜の木が立ち並び圧巻です。

多摩川駅にほど近い入り口にも立派な桜の木があります。

③美しいガーデン四季の野草園

『調布浄水場』ろ過池跡を利用した野草園には、四季の花々が植えられ、さながらヨーロッパのガーデンのようです。

訪れた5月末には、バラやマーガレット、ゼラニウムなど色とりどりの花が見られました。

④水生植物園のザリガニ取り

『調布浄水場』沈殿池跡を利用した水生植物園には、水蓮の花や菖蒲が咲き、ザリガニ取りのメッカとして子供から人気を博しています。

きちんと整備された足場と柵があるので、普通の池より安心してザリガニ取りができるのがポイント。

割り箸につけたスルメでたくさんの子供たちがザリガニ取りにいそしんでいました。

こちらの池では小型の茶色日本ザリガニが取れるようです。

⑤ロマンあふれる古墳群

多摩川台公園は、古墳の上に公園があると言っても過言ではないほどたくさんの古墳がある古墳スポット。

園内には、4〜7世紀に作られたという古墳が8基。

都内最大の前方後円墳「亀甲山古墳(かめのこやまこふん)」と多摩川流域最古の古墳とも言われる「蓬莱山(ほうらいさん)古墳」があります。

展望台の近くにある亀甲山古墳は、全長100mほど。

樹木に覆われ、その全容は見えませんが、どことなく前方後円墳っぽい形に見えます。

地方に勢力のあった首長の墓と考えられており、1928年に国の史跡にも指定されています。

その他の古墳群は、6世紀から7世紀後半に作られた円墳で、刀剣や玉などが出土しています。

一度に複数の古墳を見ることができ、古代へのロマンを感じる公園なんです。

⑥古墳展示室

運動広場の近くにある古墳展示室には、4世紀から7世紀にかけて作られた古墳という巨大な墓が実物大のレプリカで再現されています。

古代の古墳の姿に興味のある人はぜひ訪れてみてください。

⑦ふたつの遊具広場

多摩川台公園には子供が遊べる遊具のある広場が2つあります。

ひとつは第一広場近くで、スロープのような滑り台や鉄棒があります。

もうひとつは、第二広場でこちらの方が遊具は充実していて、滑り台やブランコ、動物の形の乗り物などがあります。

どちらも遊具コーナーの近くにはトイレと休憩用の椅子がありますので、子連れでも安心です。

公園への入り口がちょっと急坂だったり、園内も高低差がありますが、ベビーカーでも大丈夫です。

⑧自然あふれる散策路

多摩川台公園は丘陵地に作られた公園で、自然林が多く残され、その間に散策路が整備されています。

園内の散策路はほぼフラットで、整地されており歩きやすいですが、多摩川から展望台があるところまでの斜面は自然林の道となっていて、急勾配やデコボコ道にトライすることができます。

まるでトレッキングのようですね。

自身の体力や足腰の強さに合わせた散策を楽しめる公園なんですよ。

体力作りやお散歩デートにもぴったりですね。

野鳥もたくさんいるので、バードウォッチングをしながら散策するのもおすすめです。

４．ピクニックを楽しむ

多摩川の駅の周りには、残念ながらほとんどお店がありません。

ランチやちょっとした軽食を楽しもうにも困ってしまうんです。

そこでおすすめなのが、お弁当を持参してピクニックを楽しむこと。

多摩川駅にはローソンがありますので、そちらで軽食を買うのもいいですね。

多摩川台公園内でピクニックを楽しめる場所は、展望台にあるベンチとテーブルが一番おすすめです。

景色もよく最高。

次におすすめなのは、野草園のそばにある芝生エリア。きれいな花を見ながらピクニックが楽しめますよ。

注意！ コロナウイルスの流行下、外で飲食すると汚れた手からウイルスが口に入る危険性が高くなります。 手洗いに気をつけるか、外での飲食は控えることをおすすめします。

５．まとめ

都内にありながら豊かな自然と歴史ロマンを堪能できる多摩川台公園。

『多摩川八景』の選定された眺望は、冬の晴れた日がおすすめ。

花の見ごろは、2～3月は梅、3～４月は桜、６月はあじさい、10～11月はイチョウ。

ザリガニを取るも良し、古墳群を訪ねるも良し、散策するも良し、誰と行っても楽しめそうな幅広い魅力のある公園であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

コロナウイルスの流行で密なスポットに遊びに行けない今、エンターテイメント色豊かなこの公園は、絶好のお出かけスポットですね。

ぜひお出かけください。

最後までお読み頂き、有難うございました。

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