奥沢の魅力に迫る
デートの行き先がマンネリ化している…
東京観光に行きたいけど、ありきたりなスポットは飽き飽き…
週末のお出かけは楽しみですが、色々なところに行き尽くしてもうネタ切れ!
と言う方も多いのではないでしょうか。
そんな方にふらりと途中下車して訪れることのできる奥沢駅周辺をご紹介します。
『奥沢』は、ガイドブックに掲載されたり、テレビで特集されたりすることはまずない小さな街ですが、おしゃれな町『自由が丘』と『田園調布』の間に位置し、昔ながらの街並みとセンスの良いお店が共存する魅力的な街。
この『奥沢の魅了は昔ながらの活き活きとした商店街にある』の記事では、奥沢の魅力である活きた商店街、おすすめのお店、そしてパワースポットをご紹介します!
1.『奥沢』ってどこにあるの?
奥沢は、東京都世田谷区の南東端に位置し、『世田谷の奥座敷』と呼ばれる落ち着いた住宅街です。
おすすめの奥沢駅は、東京都目黒区と世田谷区、川崎市中原区の住宅街を走る東急目黒線に置かれ、その駅前を南北に都道426号線・通称”自由通り”が走っています。
奥沢は目黒区と大田区に隣接しているので、奥沢駅から東急東横線”自由が丘駅”や同じく”田園調布駅”まで、散歩を楽しみながら歩いて行けるのも魅力の1つ。
2.古き良き風景が残る奥沢駅前
奥沢駅に降り立つと、小さな広場が出迎えてくれます。
『噴水広場』と呼ばれるこの小さな広場は、お年寄りや小さな子供が集う憩いの場です。
電車を降りた途端に漂うのどかな風景。一瞬、都心にいることを忘れてしまいそうなほど。
駅と噴水広場に隣接して建つのがサンケイプラザ。
昭和54年に建てられたレトロな雰囲気の建物。
1階はファミリーショップと名付けられ商店が入っています。
上の階には公民館や図書館が入っています。
ファミリーショップの中はそこかしこに昭和の雰囲気むんむん。
こんなところが都内に残っているなんて!
①ハーモニーとMedetaiya
サンケイプラザの噴水広場に面したスペースには、コーヒースタンドとたい焼き屋さんがあります。
昔ながらのコーヒースタンド『ハーモニー』は、おばさんが一人で切り盛りしています。
地元のお年寄りがお茶をしに来る憩いの場となっているようです。
オススメは480円の奥沢カレー。
気になるお味は…けっこう辛い!でもスパイシーで美味しい!
これまた、やみつきになる辛さ。お値段も魅力的。
気軽なランチとして、晴れた日に噴水広場で食べる奥沢カレーがオススメ。
辛いカレーを食べたら甘いものが食べたくなりますね〜。
お隣のたい焼き屋さん『Medetaiya』は最近こちらにリニューアルオープンしたお店。
女性2人が切り盛りする明るいお店で、いつも地元の方が焼き上がりを待つ姿が見える人気店。
気になるお味は3種類。
餡入りのたい焼き160円、カスタードクリームの入ったたい焼き160円、両方が入ったハーフ&ハーフ250円。
餡もクリームも生地も全て手作り。
こだわりの素材で作ったかき氷も人気です。
奥沢散策のお供に、たい焼きを買うのをお忘れなく!
名称 / Medetaiya
住所 / 世田谷区奥沢3-47-8
サンケイビル 1F
電話番号 / 03-6421-8625
営業時間 /[月~水・金] 11:30~19:30
[土・日・祝] 12:00~18:30
定休日/毎週木曜日
3.奥沢の魅力、活きた商店街
奥沢には小さいながらも魅力的な商店街がいくつかあります。
商店街と言うと、スーパーや大型量販店に押されて、閉店してしまう店が多く、シャッター街になってしまうところもあります。
しかし、奥沢の商店街は昔ながらの商店と若い人が開いた新しいセンスのお店が融合し、客足が絶えない活き活きとした商店街として機能しています。
商店街のお店を見て回るのもショッピングセンターとは一味違った魅力があります。
奥沢の商店街でオススメのお店をご紹介します。
①諏訪山商店会のおすすめ
奥沢駅前からサンケイプラザに沿って東に進んで行くと、諏訪山商店会という名前の小さな商店街があります。
諏訪山商店会でおすすめなのが、2軒のパン屋さん。
①-1パン工房 COMUS
パン工房『COMUS(コモス)』は、奥沢駅から徒歩3分。
独特の創作パンやサンドイッチが美味しいパン屋さん。
なめ茸をマヨネーズで和え、フランスパンに載せた”なめこフランス”やりんごをふんだんに使った”アップルパイりんごドーム”が有名です。
出典/COMUSホームページより
榊郁枝さんが差し入れに注文するという『キーマコロッケバーガー』は、パンのモチモチした生地とカレー味のコロッケがベストマッチ。
出典/COMUSホームページより
パン屋さんでありながら、店内ではお弁当や丼物も売られています。
テレビ番組「じゅん散歩」でも紹介されました。
ここでしか食べられない創作パンをぜひお土産に!
名 称 / パン工房 Comus(コモス)
住 所 / 世田谷区奥沢3-46-1
電話番号 / 03-3727-9799
営業時間 / 7:30-20:30
定休日/毎週火曜日
▼パン工房 Comus(コモス)のホームページはコチラ 続きを見る
世田谷区、奥沢駅近く、自由が丘の手作りパン屋|COMUS(コモス)
①-2CUPIDO(クピド)
美味しすぎる衝撃的な”バケット”に出会えるパン屋さん『CUPID(クピド)』。
出典/CUPIDホームページより
外側の皮がパリッと香ばしく、中はモチモチ。
手でちぎるとなんとも言えない香ばしいパンの香りを楽しめます。
バケットを入れる専用の袋もなんだか良い香りがします。
こだわりの粉と季節の酵母で作るパンは、本場ヨーロッパ顔負けの味。
小さな店内はおしゃれで奥沢からフランスにワープしたかのよう。
ウィンドウに並ぶパンも宝石のようです。
イートインスペースもあり、パテやスープなどパンの味を引き立てるお惣菜も味わうことができます。
出典/CUPIDホームページより
名称/”CUPIDO”クピド
住所/世田谷区奥沢3-45-2 1F
電話番号/03-5499-1839
営業時間/10:00~商品がなくなるまで
定休日/不定休
▼CUPIDO(クピド)のホームページはコチラ
②奥沢銀座会&奥沢親交会
奥沢駅前にのびる大きな道路、自由通りを進むとすぐに見えてくる『CITY OKUSAWA』と書かれたアーチ。
ここをくぐると奥沢銀座会商店街がはじまります。
アーチをくぐると左右に色々なお店が現れます。
商店街というと昔ながらのお店が並ぶとイメージですが、ここ、奥沢銀座会商店街には、若い人が新しく構えたお店が目立ちます。
オシャレな手作りの帽子屋さんや、古本屋さん、ハーバリウムなども扱うお花屋さんな
ど一軒一軒覗いて見るのが楽しいエリア。
奥沢銀座会商店街を進んでいくと、途中から奥沢親交会商店街に名前が変わります。
小さいお店ながら、気になる飲食店や骨董屋さんが並ぶ奥沢親交会商店街。
②-1古ばや志豆腐店
最初に目につくのは、昔ながらの店構えのお豆腐屋さん『古ばや志豆腐店』。
手作りのお豆腐や、卯の花、がんもどきなどが買えます。
老舗のお豆腐屋さんらしい真面目な味。
店先で豆乳を飲むこともできる。
お豆腐は買って帰れない…という方もぜひ味わってみてください。
名 称 / 古ばや志豆腐店
住 所 / 世田谷区奥沢4-15-13
電話番号 / 03-3729-6338
営業時間 / 7:00-18:30
定休日/毎週水、日曜日
②-2 hallelu
明るいガラス張りのおしゃれなお店『hallelu』は、2018年の10月に新しくできた菜食ごはんのお店。
無農薬の玄米とオーガニックの野菜を使って作られたご飯は、滋味深くあたたかい味わいです。
からだの中からじんわりと元気になる、あたたかみのあるご飯が食べられます。
テイクアウトできるお弁当もありますよ。
名 称 / hallelu
住 所 / 世田谷区奥沢4-15-13 1F
電話番号 / 03-6883-6640
営業時間 / 火.水.木.金(土)
11:00-18:00
※ラストオーダー17:00
②-3 奥沢サクレクール
halleluを後に進んで行くと赤、白、青の3色旗、フランス国旗を掲げた可愛らしいお店が見えてきます。
『奥沢サクレクール』は、パリのレストランで修行したシェフが腕をふるうフランス料理店。
お店の名前にある『サクレクール』とは、パリ18区モンマルトルの丘の上にある寺院の名前だそうです。
出典/『奥沢サクレクール』ホームページより
フランスの地方料理に焦点を当てたコース料理を毎月企画。
名 称/奥沢サクレクール
住 所/世田谷区奥沢3-12-6
電話番号/03-3726-0234
営業時間/ランチタイム11:30~14:00
ディナータイム18:00~21:30
※日曜日祝日のディナータイム
は17:30オープン
定休日/毎週木曜、第二水曜日
②-4 ミカド
奥沢親交会商店街を離れ、自由通りに戻ります。
自由通りにあるとんかつ屋さん『ミカド』。
この店のカツカレーは、吉本ばななさんに著書の中で「この人生であと何回、あのカツカレーが食べられるのかしら? と思うと切なくなる。」と言わしめた逸品。
サクサクとしたカツはもちろんのこと、たまねぎを細かく切ってじっくりと煮込んだことが分かるカレールーが絶品。
店内には、木村拓哉さんや、伊達公子さん、魔裟斗さんなど有名人のサインがずらりと並ぶ有名店。
名 称/とんかつミカド
住 所/世田谷区奥沢3-5-9
電話番号/03-3727-4156
営業時間/11:00~14:00、17:00~21:00
定休日/月曜、第三火曜定休
②-5 キヨハラミート
同じく自由通りにあるお肉屋さん『キヨラミート』。
昔ながらの街のお肉屋さんといった雰囲気で、幅広いメニューのお弁当が魅力的です
このお店で外せないのが100円で販売されているコロッケ!
奥沢が地元という東儀秀樹さんの好物だそうで、ファンの方が買いに来るのだそう。
お味がしっかりついたコロッケは、揚げたてを店先で食べるのがおススメです!
名 称/キヨハラミート
住 所/世田谷区奥沢3-28-7
電話番号/03-3728-8601
営業時間/10:00-19:00
定休日/日曜日定休
芸能人が多く住んでいるといわれる奥沢。
芸能人御用達のお店が数多くあるのも楽しみのひとつです。
4.奥沢のパワースポット
パワースポットとは、「エネルギーを与えてくれる特別な場所」とか「大地の力がみなぎる場所」、「癒され、リフレッシュできる場所」などと言われています。
パワースポットと呼ばれているところに行けば、誰でも同じように力がみなぎったり、癒されたりする訳ではありません。
感じ方は人それぞれなので、パワースポットも人それぞれになると思います。
実は奥沢にもパワースポットがあります。
エネルギーを与えてもらえるか、癒されるかはわかりませんが、是非実際に足を運んで頂き、あなたにとってのパワースポットになるか、ご確認頂ければと思います。
①緑豊かな『奥沢神社』
奥沢に来たらぜひ立ち寄って欲しいのが、自由通りに面して鎮座する『奥沢神社』です。
鳥居に巻きつく藁でできた大蛇が目を引きます。
この藁でできた蛇は奥沢神社のシンボル的な存在。
江戸時代に奥沢地区で疫病が流行した際、名主さまが夢の中で『藁で作った大蛇を村人が担ぎ、村の中を練り歩け』とお告げを受け、その通りにしたところ疫病が治ったという言い伝えがあります。
その後、藁で作った大蛇を鳥居に巻きつけ、厄除けの神様として祀っているそうです。
いまでもこの伝承にちなみ、9月の第2土曜、日曜日に長さ10メートル、重さ150キロにもなる藁の大蛇を担ぎ町内を練り歩く『蛇祭り』が行われ、大変盛り上がります。
奥沢神社の境内は、都内とは思えないほど緑が豊かでどこか癒されます。
御神木や、世田谷区の名木百選に選ばれるスダジイの木など自然の力強さとオーラを感じることができ、神聖なパワーをもらえそうです。
熱心にお参りする方が絶えない奥沢神社。
境内奥には清らかな湧き水をたたえる小さな池と弁財天社が祀られています。
その前には小さなベンチもあり、マイナスイオンを浴びながら休憩することができます。
5.そのほかのおすすめスポット
①奥沢の美味しいレストラン
奥沢神社周辺のオシャレで美味しいレストラン『La Regalade(ラ・レガラード)』は、店名を『Reglisse(レグリス)』に変更し、六本木ヒルズに移転しました。
残念!でも、おすすなのでご紹介しておきます。
名 称/Reglisse(レグリス)
住 所/港区六本木6-12-2
六本木ヒルズ 六本木けやき坂通り 3F
電話番号/03-6804-3306
営業時間/Lunch 11:30~15:00
L.O. 13:30
Dinner 18:00~23:00
L.O. 21:00
定休日/月曜定休
▼Reglisseのホームページはコチラ
②奥沢のディープスポット
写真はイメージ
どこか懐かしい風景がそこかしこに残る奥沢。
世田谷区の住宅街というと高級住宅地のイメージでしたが、下町の風情を感じることができるのも奥沢の良いところ。
銭湯『松の湯』
そんな奥沢を実感できるディープなスポットが、昔ながらの銭湯『松の湯』。
住宅街に忽然と姿を現わす『ゆ』の暖簾。奥沢随一のリラクゼーションスポットです。
富士山の絵が描かれた浴場は懐かしさ満天。
薪で沸かしているというお湯は頑固オヤジが好みそうな熱めの温度。
手ぶらで入れるよう、タオルの貸し出しがあり、ボディーソープ、シャンプーも設置されている。
入湯料は、大人460円、小学生180円、6歳以下80円。
奥沢散策の仕上げにひと風呂浴びて帰る…というのはいかがでしょうか?
ディープな奥沢の楽しみ方として提案させていただきます。
名 称/松の湯
住 所/世田谷区奥沢4-24-2
電話番号/03-3720-5232
営業時間/15:30-22:00
土日は15:00から営業
定休日/火曜、水曜日定休
▼せたがやの銭湯ガイドはコチラ 続きを見る
【公式】東京・世田谷の銭湯を楽しもう|せたがや銭湯ガイド
6.奥沢のまとめ
奥沢駅前で取材中の私に話しかけてくれたおじいさん曰く、『奥沢駅で下車してわざわざ立ち寄る人は、乗客の約2割。』とのこと。
たしかに、奥沢を歩いているのはほとんどがそこに住んでいる人でしょう。
ですが、奥沢はわざわざ下車してでも立ち寄って欲しい魅力がいっぱいの街!
どこか懐かしい昭和レトロな街並みに、若い人が作ったハイセンスなショップがキラリと光り、散策を楽しませてくれます。
古い街並みは写真を撮るのにぴったり。
モノクロやセピア色に加工すると途端に雰囲気が出ます!
こんな感じに。
古き良き街並みと新しいセンスが共存するおしゃれなスポットです。
カメラを片手にデートを楽しんだり、食べ歩きや、のんびりしたひとりの休日を楽しむのにオススメです。
ふと時間の空いた休日にぜひお出かけください!
最後までお読み頂き、有難うございました。
▼奥沢のグルメはこちら 続きを見る
自由が丘から南下して奥沢でスイーツを楽しむ
▼自由が丘の記事はこちら 続きを見る
自由が丘で子連れで入れるおすすめレストラン7選