田園調布の宝来公園で遊ぶ
毎日子育てをしているパパやママ。
子供を連れてどこへ行こう…もうネタ切れ。
公園ばかりで飽き飽きしている。
子供も大人も楽しめるところへ行ってみたい。
こんな風に子供を遊ばせる場所に悩んでいませんか?
なにも特別な場所や遠くに行かなくても、都内のちょっとした場所に子連れで楽しめるスポットが眠っています。
今日は、一見子連れでは訪れづらそうに見える閑静な住宅地として知られる『田園調布』。
この【田園調布でみつけた宝来公園は子どもが楽しめる場所】の記事では、『田園調布』が高級住宅街になった由来、宝来公園の子供の遊び場、そしてランチのお店とパン屋さんを紹介します。
この記事を読んで安心して子どもと一緒に田園調布の街を訪れてください。
1.田園調布ってどこにあるの?
まずは初歩的な質問です。
田園調布って、どこにあるの?
・・・・・・
別に知らなくたっていいんです!
東急目黒線と東急東横線の両方が通る『田園調布駅』は、渋谷と横浜から一本で行ける魅力的立地。
両線とも『田園調布駅』には急行が停車するので便利。
渋谷からは急行に乗れば約12分、横浜からは急行で約20分とアクセスしやすい場所にあります。
因みに、京王線の『調布駅』とは違いますからね。
2.田園調布が高級住宅地になった由来
日本有数の高級住宅地として知られる田園調布。
田園調布駅を中心に、まるでコンパスで線を描いたかのように美しい扇型を描いて広がる街並み。
パリの凱旋門があるエトワール広場から、放射線に伸びる道路をイメージして整備されたという道路には、街路樹が整然と立ち並び、街並みをさらに美しく魅せてくれます。
このように美しく整備された街並みは、大正時代に都市開発が施されたもの。
いまでは閑静な住宅地として名を馳せる田園調布も、その昔は畑と雑木林が広がるエリアだったそう。
そんな田園調布の都市開発を進めた中心人物は、日本資本主義経済の父と呼ばれる『渋沢栄一』です。
渋沢栄一とは
明治政府では大蔵官僚として財政政策を行い、退官後、実業家となり多種多様な会社の設立・経営に関わる。新一万円札の顔と2021年のNHK大河ドラマの主人公に決定しています。田園調布にロケが入る日も遠くないことでしょう…。
畑と雑木林が広がる田園調布の開発の構想の下地となったのは、イギリスの田園都市構想でした。
その理念は、都市部の生活環境の改善をはかるため、郊外に緑豊かな町をつくり、そこで人間らしい暮らしをする…という姿に影響を受けたものでした。
ただし、イギリスの田園都市構想とは相違があったようです。
イギリスは工業へ通勤する労働者の住宅地を主な目的にしていたのに対し、日本の田園都市は都心(当時の東京市)に通勤する知識階級のための住宅地を主な目的としていた。
そのため、生活水準が高く、洒落た街並みが建設され、高級住宅地へとなっていった。
3.田園調布の子供の遊び場、宝来(ほうらい)公園
田園調布駅に降り立つと、こぎれいな街並みにお洒落な商店が立ち並び、「子供を遊ばせる場所なんてあるの?」と疑ってしまうほどです。
しかし、駅から5分ほど邸宅街を歩くと、子供を自由に遊ばせることのできる『宝来公園』があります。
宝来公園の歴史は古く、大正14年と都市開発が行われた際に、武蔵野の景色を残したいとする開発者の意図により、森の一部が自
然な形で残され、公園となったものです。
①駅から宝来公園へのアクセス
駅を出ると改札を背にして、右側には商店街が、左側には上り階段があり、その上に可愛らしいヨーロッパ風の建物が立っています。
この建物は昔の駅舎を移築したもので、ヨーロッパの民家をモチーフにしています。
白壁に赤い屋根が絵になります。
旧駅舎は平成2年の駅ホーム地下化伴い、一度は姿を消しましたが、地元の要望を受け、平成12年に現在の位置に復元されたものです。
宝来公園へは、階段を上りこの駅舎を越えて住宅地の方へ進んでいく必要があります。
ベビーカーの場合は、階段の右奥にエレベーターがあるので、そちらを利用しましょう。
エレベーターを降りると、ちょうど旧駅舎の中に出るようになります。
旧駅舎をくぐって、住宅地の方へ出ると、小さな噴水の周りにバラの花が植えられた小さな広場が現れ、田園調布の瀟洒な雰囲気を際立たせています。
この噴水のあるロータリー、ケンタッキーフライドチキンの店がある通りを南西方向にまっすぐ進んでいくと300メートルほどのところに宝来公園があります。
②トイレはここを使おう
子連れのお出かけの際に困るのがトイレです。
田園調布では、駅の中に多機能トイレ、宝来公園に向かうエレベーターのそばに多機能トイレがあります。
宝来公園には、2か所トイレがありますが、ひとつは大人が1人で入ることを想定した小さなトイレ。
子供を連れて入るには広さも衛生面も少し気になる感じです。
もうひとつは、子供向けの遊具のそばにあるトイレで、こちらは子供連れでも使えるトイレということができます。
③宝来公園の遊び場
宝来公園は丘陵地にある公園です。
田園調布駅側の東側の入り口が一番高いところにあり、多摩川寄りの西側が最下部となります。
公園内には、梅、松、桜、くぬぎ、シイなど様々な樹木が生い茂り、昔の森林の雰囲気をそのままにとどめています。
丘陵の中腹部には、散策路があり、森林の中、高低差のある散歩を楽しむことができます。
下部には、池と子供が遊ぶ遊具が配置されています。
田園調布という都市部にありながら、その緑は色濃く、水辺の爽やかさにも触れることのできるたぐいまれなる公園です。
池で生物観察
池には、コイ、鴨、亀などの多種多様な生物がいます。
池にせり出しているテラスからエサをやって遊ぶのも楽しいですし、浅瀬でザリガニ釣りを楽しんでいる小学生もいました。
都会の真ん中にある公園で、生物とのふれいあいや観察を楽しむことができます。
遊具でおもいっきり遊ぼう
あまり広い敷地ではありませんが、子供が遊ぶ遊具も用意されています。
池のすぐ脇に、滑り台とジャングルジムの複合遊具とブランコが置かれています。
そばにある藤棚の下には、ベンチが置かれており、休憩やちょっとしたピクニックを楽しむのにも最適です。
高低差のある散策路を探検
一見地味に見える園内の散策路。ここが子供ウケ抜群なんです!
縦横無尽に張り巡らされた階段を上ったり下りたり、ドングリや松ぼっくり、棒切れを拾って歩いたり…。気分は冒険家!
歩き始めで階段にはまっている幼児にもピッタリ。
森林浴をしながら思いっきり子供を遊ばせることができます。
4.子連れランチにピッタリ!ペリカン・コーヒー
公園で遊んでお腹が減ったら、駅前にあるペリカン・コーヒーでのランチがおすすめです。
一見、席数は少ないですが、2階にも席があり、ソファースペースも用意されているため子連れでも利用しやすい空間となっています。
おすすめは、ハムや卵を包んだクレープのランチ。
ハンドドリップのコーヒーとスイーツのメニューも充実しているのでおやつの時間に訪れるのも嬉しい。
【ペリカン・コーヒー/pelican coffee 】
住 所/大田区田園調布3-25-17
電話番号/03-3721-7951
営業時間/7:30-19:30
5.田園調布のおすすめパン屋3選
子連れでお店に入って食事をするのはハードルが高い…という方におすすめなのが、パン屋さん。
イートインできるパン屋さんから、テイクアウトして公園でピクニックするのも良いアイデア。
①駅中の便利なパン屋さん・フラマンドール
田園調布の駅の中にあるパン屋さん。
地下ホームから改札階に上がるとその姿を確認することができます。
イートインコーナーがあり、店を出てすぐに駅の多機能トイレがあるので、子連れの食事利用に便利です。
小さなサイズのメロンパン、クロワッサンなどが入ったパンの詰め合わせがテイクアウトにオススメです。
【フラマンドール・ベイカリーアンドカフェ
/FROMENT D'OR BAKERRY & CAFE 】
住 所/大田区田園調布3-25-18
田園調布駅構内
電話番号/03-3722-0218
営業時間/月~金 7:00-21:30
土日祝日 7:30-21:00
▼ホームページはこちら 続きを見る
サンジェルマン | 焼きたてのパンを提供する「オーブンフレッシュベーカリー」
②駅前の便利な立地 サンジェルマン タンドレス
駅の改札を出てすぐ目の前にあるパン屋さん。
清潔感のある店内にはイートインコーナーがあり、パンだけでなくケーキセットも食べることができます。
ちょっとした待ち合わせやお茶をするのにも最適です。
フラマンドールと運営会社は同じです。
【サンジェルマン タンドレス
/ Saint Germain 】
住 所/大田区田園調布2-62-3
東急スクエアガーデンサイトアネックス1F
電話番号/03-3722-5093
営業時間/月~金 7:30-20:00
土 8:30-20:00
日祝 8:30-20:00
▼ホームページはこちら 続きを見る
サンジェルマン | 焼きたてのパンを提供する「オーブンフレッシュベーカリー」
③リンゴ酵母を使ったパン屋 エスト・パニス
リンゴ酵母と国産小麦を使って作ったパンが並ぶお店。
駅からは少し離れていますが、特徴のあるパンを食べたいというパン好きの方にはオススメのお店です。
おすすめは、パンからアンがはみ出したあんぱん。
リンゴ酵母を使って揚げた唐揚げも売っています。
【エスト・パニス/est Panis 】
住 所/大田区田園調布2-23-4
電話番号/03-3721-5006
営業時間/火~土 10:30-17:00
定休日/毎週日・月曜
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りんご酵母研究所
6.まとめ
日本一とも言える邸宅の立ち並ぶ閑静な街、田園調布。
一見、子連れでは縁がなさそうに見える街ですが、自然あふれる公園で冒険者になれ、美味しいパンでピクニックを楽しめる意外な穴場でした。
高級住宅地だけあってその居心地は抜群。
公園までの道すがら、大きな邸宅に目を奪われたり、かつての都市計画の理想に想いを馳せたりとパパもママも滞在を楽しむことができます。
気軽に尋ねることのできる街、田園調布に是非、お子様連れで出かけてみてください。
最後までお読み頂き、有難うございました。
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