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スイス・モントルーのクリスマスマーケットに行ってきた

2018年11月25日




メリークリスマス!

 

フランスと国境を接して横たわる三日月形の湖”レマン湖”

その弧の外側、最東端に位置するモントルーの町は、“ジャズフェスティバル”が行われることで有名な町です。

ただ、モントルーにはもうひとつ有名なイベントがあります。

有名と言ってもスイス国外にはあまり知られていないかもしれませんが、ここモントルーではスイス最大の“クリスマスマーケット”が開かれるんです。

“クリスマスマーケット”ってきらびやかで楽しげな響きがありますよね。

一度は行ってみたかった憧れの“クリスマスマーケット”に家族4人で行って来ました。

 

この【スイス・モントルーのクリスマスマーケットに行ってきた】の記事では、モントルーのクリスマスマーケットの見どころ、おすすめのホテルなどご紹介させて頂きます。

 

 

 

1.モントルーはどんな町?

モントルーはスイス、ヴォー州の町。

人口は約2万2千人です。

レマン湖の東端にあり、その温暖な気候と美しい景色からリゾート地として古来より人々を惹き付けてきました。

19世紀には、世界の王侯貴族や芸術家に愛されるリゾート地として発展してきた歴史があります。

”Le Montreux Palace” (ル・モントルーパレス)に代表される優雅なホテルを見ると、往年の栄華を思い起こさせてくれます。

また、湖に面した南向きのこのエリアは、日当たりが良く、安定した気候からスイス随一のワインの産地として知られています。

スイスワインは生産量が少なく、ほとんどがスイス国内で消費されてしまいます。

モントルーでスイスワインを味わうのも楽しみの一つ。

そしてモントルーと言えば、世界中のジャズファンを惹きつける“モントルー・ジャズフェスティバル”で有名。

レマン湖畔の遊歩道には、モントルーをこよなく愛した”フレディ・マーキュリー”の銅像が立っています。

フレディが作った“A Winter’s Tale”は、モントルーを歌った曲だと言われています。

レマン湖に向かって拳をあげるマーキュリー像はアルバムのジャケット写真にも使われています。

モントルーを訪れる前に、是非、フレディの名曲“A Winter’s Tale”を聴いてほしい。

モントルーに行けば、なるほどと思って頂けることでしょう。

 

2.モントルーへのアクセス

モントルーへは、ジュネーブの中央駅コルナヴァン駅から列車で約1時間〜1時間30分ほどで行くことができます。

詳しい列車の時刻はスイス国鉄SBBのホームページで調べることができます。

席の予約は必要ありませんので、出発当日に駅で切符を買って列車に乗れます。

▼スイス国鉄SBBのホームページはこちら

 

3.クリスマスマーケットの開催時期

モントルーのクリスマスマーケットは、毎年11月の第4木曜日から12月24日まで開催されます。

12月25日はクリスマス本番ですが、欧米では大切な祝日となりますので、スーパーマーケットやその他の商店、レストランでさえお休みになります。

ご注意ください!

2020年は11月26日木曜日から12月24日火曜日までの開催予定。

 

4.クリスマスマーケットの見どころ

モントルーのクリスマスマーケットの見どころは3つ。

①湖畔の露店

モントルーのクリスマスマーケットでは、湖畔の遊歩道に160店あまりの露店が並びます。

”chalet” シャレーと呼ばれる木の小屋が1キロに渡って並び、クリスマスの飾りや工芸品、子供達の大好きなチョコレートや飴、ホットワインやホットチョコレートなど様々なものが売られます。

特に楽しめるのが食べ物の露店です!


 ”chalet” シャレーと呼ばれる木の小屋

冬の風物詩、”Vin chaud” ヴァン・ショー(=ホットワイン)は赤ワインや白ワインにシナモンやクローブ、カルダモンなどのスパイスを入れ煮込んだもの。

お店によってスパイスの配合が違ったり、みかんが入っていたり、味が違います。

色々な店のホットワインを買って、身体を温めながらマーケットをまわるのがおすすめです。

 

食べ物の屋台では、スイス名物のジャガイモにトロトロのチーズをかけたラクレットや、生牡蠣、ピザやハンバーガーなどが楽しめます。

おすすめは、穴を開けたフランスパンにトロトロにとろけた熱々のチーズを流し込んで作るフォンドュドッグです。

スイスと言えばチーズ!

お手軽にチーズフォンデュの美味しさを味わえます。

 

食べ物や飲み物はその場で楽しむには最高ですが、お腹の中に入ってしまいお土産として持って帰ることはできません。

旅の思い出になるお土産もチェックしておきたいですね。

おすすめは、クリスマスの飾りです。

可愛らしいオーナメントやクリスマスリース、クリスマスモチーフのテーブルクロスやクッションカバーなどおうちのインテリアを盛り上げてくれるグッズを買うと旅の思い出になりますね。

クリスマスをイメージした紅茶が売られていてお土産にしましたが、飲むたびに旅行のことを思い出しています。

クリスマスマーケットに行かれたらぜひチェックしてみてくださいね。

 

②美しいイルミネーション

クリスマスマーケットのメインイベント、とも言えるのが美しいイルミネーションです。

スイスの冬は日暮れが早く、17時頃には暗くなります。

イルミネーションを見逃さないように絶対に日が暮れるまで会場にいてください。

イルミネーションは広い範囲で行われますが、特に綺麗なのは、湖畔の露店が並ぶエリアとホテル”Le Montreux Palace” (ル・モントルーパレス)の近辺です。


Le Montreux Palaceのイルミネーション

ル・モントルーパレスで行われるプロジェクションマッピングはとってもゴージャス!

元々美しく歴史のある建物なので、迫力があり光が映えます。

モントルーを代表する建物で行われるプロジェクションマッピング


プロジェクションマッピング

モントルーらしいイルミネーションと言うことができますね。

 

③レマン湖の上を飛ぶサンタクロース


          写真はイメージ

子供達が大好きなサンタさん

モントルーのクリスマスマーケットでは、レマン湖の上空をソリに乗って飛ぶ『”Le Père Noël Volant” ル・ペール・ノエル・ヴォロン 空飛ぶサンタクロース』を見ることができます。

クリスマスマーケットのシャレーが並ぶエリアから、モントルーの屋内市場がある広場にかけて、レマン湖に沿ってサンタクロースが空を舞います。

ソリに乗っているサンタクロースはなんとほんものの人間!

雄大なレマン湖をバックに空を飛ぶサンタクロースのシルエットは絵になります。

大人も一見の価値ありな夢のあるイベントです。

毎日、17時、18時、19時に行われ、土曜日のみ16時にも行われます。

 

 

5.山の上のサンタさんの家に行ってみよう


         写真はイメージ

モントルーの町の背後にそびえる山、”Rochers de Naye” (ロシェ・ド・ネー)

5月には白い花を咲かせる水仙”ナルシス”が群生することで知られています。

クリスマスマーケットの期間中、”Rochers de Naye” (ロシェ・ド・ネー)の頂上にサンタクロースの家がオープンします。

洞窟の中にリアルに作られたサンタさんのおうち、豊かなヒゲをたくわえた恰幅の良いサンタさんはまるで絵本の中から抜け出てきたかのよう。

”Rochers de Naye” (ロシェ・ド・ネー)の標高は2042m。

この時期は一面雪景色です。登山列車に揺られ、着いた先は雪の中!

そして洞窟の中にはサンタさんが!

なんというファンタジーでしょう。

子供にとっては夢のような時間を過ごせる、最高のクリスマスプレゼント。

サンタクロースと写真を撮ったりフェイスペイントなどのイベントを楽しむことができます。

山頂まではMGNと呼ばれる登山列車で約1時間。

登山列車は席数が限られていますので、事前に予約しておきましょう

サンタクロースの家の入場料、宝探しの参加、サンタクロースの家を訪れた証明書、サンタクロースからの小さなお菓子のプレゼントがセットになったお得な乗車券があります。

予約なしでの乗車もできますが、空席はまずありません。

1時間、すし詰めの車内で立ちっぱなしは辛いですよね。

こちらのホームページから予約ができますので、チェックしておきましょう。

”サンタクロースの家” 営業時間
クリスマスマーケットの開催期間中、

水〜日曜日営業。
定休日/毎週月曜、火曜日
登山列車の運行時間/
9:17〜15:17の間、毎時17分発で運行。
※雪や暴風、低気温などの天候により
登山列車が運休になる場合、乗車券は
手数料なしで返金されます。

▼予約はこちらから。

 

6.クリスマスマーケットを訪れる際の服装

クリスマスマーケットが開催される時期のヨーロッパは極寒です。

最高気温が0度を下回ることもあり、突き刺さるような寒さが身に沁みます。

完全防寒で臨んでください。

現地の方も、Monclerなどの高級ダウンコートに、ムートンブーツ、マフラー、毛糸の帽子、手袋…とほぼ目しか出ていないような状態で武装しています。

子供達もスキーウェアのようなダウンスーツにスノーシューズで歩いています。


こんな格好がおすすめ

やり過ぎ?と思うような格好ですが、外にいると5分も経たずに凍える寒さ。

やりすぎぐらいがちょうどいいのです。

 

7.モントルーのクリスマスマーケットのおすすめホテル

クリスマスマーケットの見どころはなんといってもイルミネーションが美しい夜!

イルミネーションをじっくり楽しむためには、モントルーに宿泊する必要があります。

モントルーのおすすめホテルをご紹介します。

 

①”Royal Plaza Montreux and Spa”
ロイヤルプラザ・モントルー
・アンド・スパ

クリスマスマーケットの出店が並ぶエリアに徒歩でアクセスできる立地ながら、お得な宿泊料金で泊まることができるバランスの良いホテルです。

 

ホテルの中にはプールやスパ、レストラン、バーもあり、ホテルステイも楽しめます。

朝食バイキングも充実していて、外が見える明るいテラス席でゆっくりと頂くことができます。

ホテルから眺めたレマン湖の景色はとても美しく、クリスマスマーケットの喧騒を離れて心が癒されました。

モントルーのリゾート的な側面も楽しめるホテルです。


ホテルのクリスマスツリー

我が家は、クリスマスマーケットが始まってから予約をしましたが、空室があり楽々予約ができました。

小さな子供がいて旅行のギリギリまで体調が気になりましたので、思い立った時に手配でき、良かったです。

名 称/Royal Plaza Montreux and Spa
   ロイヤルプラザ・モントルー
・アンド・スパ

住 所/Avenue Claude Nobs 7
1820  Montreux 
Suisse
電話番号 +41 21 962 50 50

ロイヤルプラザ・モントルー・アンド・スパのホームページはこちら

 

②”Le Montreux Palace”
ル・モントルーパレス

モントルーの栄華を象徴する高級ホテル。

ゴージャスなクリスマスを体験したい方におすすめのホテルです。

クリスマスマーケットの会場のど真ん中に位置する抜群の立地。

ロビーやエントランスもゴージャスでセンスの良いデコレーションがなされています。

ワンランク上のラグジュアリーなクリスマスを楽しむことができます。

2018年に西欧のベスト・ラグジュアリー・スパにノミネートされた素晴らしいスパや、全面ガラス張りで明るい陽光が射し込む温室のようなプールなど特別な空間でリラックスできます。

ホテルのレストラン、”Montreux Jazz Café” (モントルー・ジャズ・カフェ)では、ジャズフェスティバルを彷彿とさせる空間で、思ったよりもカジュアルにお食事を楽しむことができます。

お食事だけの立ち寄りにもおすすめです。

名 称/ Fairmobt Le Montreux Palace
  フェアモン・ル・モントルーパレス
住 所/ Avenue Claude Nobs 2
    1820  Montreux Suisse
電話番号 +41 21 962 12 12

フェアモン・ル・モントルーパレスのホームページはこちら

 

8.クリスマスマーケット まとめ

クリスマスが近づいてくると子供だけでなく大人もウキウキしてくる。

モントルーのクリスマスマーケットは、バラエティ豊かなフード屋台やきらびやかなイルミネーションなど見どころが多く、大人も童心に帰って楽しむことができます。


かわいい雪だるま

古くからの保養地であることから、どことなくのんびりした雰囲気が漂っており美しいレマン湖の景色とラグジュアリーなレストランやホテルなどクリスマスマーケット以外の魅力も味わえます。

寒くて暗い冬が長い間続くヨーロッパでは、クリスマスはみんなが楽しみにしている一大イベント。

みんなが指折り数えてクリスマスを楽しみにしています。

ぜひ本場のクリスマスの盛り上がりを体験しにいらしてください!

最後までお読み頂き、有難うございました。

 

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