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エビアンの源泉で生のエビアンを飲み、町を満喫した

2018年9月19日




エビアンの源泉で生エビアンを飲む!

 

ふだん何気なく飲んでいるミネラルウォーター。

日本の商品では『い・ろ・は・す』、『南アルプス 天然水』等が有名である。

ちょっとお洒落な雰囲気のミネラルウォーターとして、『エビアン』や『ヴィッテル』等が有名です。

そんなミネラルウォーターは、地下水を原水としているので源泉があります。

そんなこと想像もせずに飲んでいたのですが、ある日、エビアンの源泉があり、その町にはエビアン社が営業するスパがあると知りました。

ん?エビアンの源泉で本物の水を汲める!?

全身をエビアンに浸すなんてちょっと贅沢じゃないか?

一人でそんなことを考えながら、エビアンの源泉について少し調べてみると、昔は温泉保養地として栄えた町であることが分かりました。

飲泉、そしてスパとして古くから人々を癒してきたエビアンの水。

ペットボトルで飲んでいる水を見て、本物のエビアン水を汲んで飲みたいという欲求が・・・。

ということで、この【エビアンの源泉で生エビアンを飲み、町を満喫した】の記事では、エビアンの源泉で本物の水を飲んだこと、それとエビアンの素敵な町をご紹介させていただきます。

 

 

1.エビアンの源泉はどこ?

エビアンの源泉を訪ねたい…そんな想いから、まずはエビアンの源泉がどこにあるのか調べてみました。

するとエビアンの源泉は、“Evian les Bains” エビアン・レ・バンという町だということがわかりました。

世界有数の自然保護区・フレンチアルプスの標高850mに位置する台地に降った雨や雪が、約15年という時間を掛けて、ゆっくりと源泉のエビアン・レ・バンに辿り着く。

“Les Bains”レ・バンはフランス語で、直訳すると【お風呂や温泉】といった意味があります。

湧き水の源泉や温泉保養地の町によく付けられている。

エビアンの町はスイスとフランスの国境にある湖、”レマン湖”の湖畔にあります。

レマン湖の湖畔の町や村は場所によってスイス領とフランス領に分かれ、エビアン・レ・バンはフランス領になります。

アルプスの山々と美しい自然に囲まれたエビアン・レ・バンに、エビアンの源泉である『カシャの泉』があります。

かつて、ドゥ・レセール伯爵が『カシャの泉』の水を飲み続けたところ、持病の腎臓結石が癒されたことで、エビアン水は病を癒す『奇跡の水』として世に知れ渡りました。

その効能の評判が広がり、エビアンはその水で病を治療する保養地として発展しました。

 

こちらがエビアンの源泉、『カシャの泉』です。

『カシャの泉』の歴史は古く、115年前の1903年に水汲み場として作られました。

観光客だけでなく、地元の人も何本もの空ビンを持って、わざわざ水を汲みに来ていた。

毎日タダでエビアンが汲めるなんて羨ましい限り。

 

エビアンの水は、このカシャの泉から10km以内で湧き出る水しかエビアンのミネラルウォーターと呼んではいけないという厳しい法律があります。

日本で口にするペットボトルのエビアン水も、カシャの泉から10km以内で採取されたお水というこです。

日本のコンビニで買ったエビアンには、確かに『採水地:エビアン(カシャ水源)』と記載されている。

 

私も地元の方にならって、エビアンの源泉で本物の水を汲みました!

では早速いただきます!

ゴックン!

ん~冷たくてまろやかな口当たりで、ペットボトルのエビアンより全然美味しいような気がする。

是非皆さんも近くまで来た際には、本物のエビアンを汲んで下さい。

カシャの泉のすぐ近くに、昔の温泉保養施設の跡があります。

1903年に建てられたこの施設は、アール・ヌーヴォー式の建築様式で、エビアンの町でも1、2を争うエレガントなたたずまい。

優美な模様のステンドグラスが窓にはめ込まれており、ベルエポック時代の栄華を感じます。

ベルエポック時代とは、フランスにおける19世紀末から第一次世界対戦が勃発する1914年までの約25年間の良き時代・美しき時代のことだよ。

現在は、エビアンウォーターミュージアムとなっていて、中にはエビアンのフラッグショップがあります。

ショップでは、各年に出された記念ボトルのエビアン水や、様々なエビアングッズが売られています。

ぜひ立ち寄ってみて下さい。

ミュージアムは5~9月のみの営業となりますのでご注意を!

 

2.エビアンの町を散策

エビアンの鉄道駅は、町から徒歩10分ほどのところにあります。

バス停は、町の中心にほど近いとても便利な場所。

観光局がバス停のすぐ後ろにあるので、着いてすぐに情報収集が可能。

また、船着場もエビアンの町の中心に近い。

エビアンの町はどこへ行くにも便利。

 

エビアン・レ・バンは人口8,000人ほどの小さな町。

現在では静かな田舎町ですが、19世紀ベルエポックの時代には、エビアンの温水センターにやって来る貴族たちで賑わっていたそうです。

その名残として、アール・ヌーヴォー、ベルエポック調の優美な建築様式の旧温水センターや、カジノが町に残っています。

そして、今日でもホテル・ロイヤルやホテル・エルミタージュなどのスペシャルなリゾートホテルがあり、レマン湖畔の美しい自然とエビアンの水で満たされたスパを楽しむセレブで賑わう、ヨーロッパでも特別な隠れリゾート地となっています。

そのため、エビアンの町を歩いてみると、田舎町でありながらもどこかに昔の栄華とスノッブな雰囲気を感じることができます。

 

 

3.エビアンのイベント

エビアンの町の散策中、いたるところで木の彫刻を見かけました。

まるでテーマパークのように木の彫像で埋め尽くされたエビアンの町。

町の子供たちは大喜びで、大きくあいた彫像の口の中に入ったり、ぶりきのメリーゴーランドに乗って遊んでいました。

”Le Fabuleux Village” ル・ファビュリュー・ヴィレッジと呼ばれるこのイベントは、毎年クリスマスの時期にエビアンで行われるそうです。

夜になるとイベントが開催され、中世をイメージさせる衣装を身にまとった人々が楽器を演奏したり、宙を舞うパフォーマンスが行われ、町全体がおとぎの国にワープしたかのような雰囲気に包まれます。

子連れのファミリーには特に楽しいイベントです。

 

4.エビアンへのアクセス

エビアン・レ・バンへは、列車、バス、船でアクセスすることができます。

・列車の場合

パリからフランス新幹線TGVで、”Lyon” リヨンまたは、”Bellegarde” ベルガルドまで行き、在来線に乗り換え、エビアン・レ・バンの駅へ行くことができます。

詳しい時刻表検索はこちら。

 

・バスの場合

スイスのジュネーブからバスでエビアンまで行くことができます。

ジュネーブのバス停は、”Gare Cornavin” コルナヴァン駅から徒歩5分ほどの距離にあります。

コルナヴァン駅から”Rue du Mont-Blanc” リュー・デュ・モンブラン=モンブラン通りを歩いて行くと、左手に”Holy Trinity Church” ホーリー・トリニティ・チャーチという教会があります。

その裏がジュネーブ発着の長距離バス乗り場となっています。

フランスのバス会社Transalis社のバスでエビアン・レ・バンまで行くことができます。

エビアン・レ・バンまで、バスで1時間ほどです。

https://www.transalis.fr/fr/destinations/ligne-t71-evian-geneve
https://www.transalis.fr/fr/destinations/ligne-t71-evian-geneve

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・船の場合

レマン湖の対岸に位置するローザンヌから、CGN社の運航する船でエビアン・レ・バンへ行くことができます。

所要時間35分、料金は片道36スイスフラン。

蒸気船を思わせる白い船は雰囲気があり、絵になります。

レマン湖から船でアクセスするというのも旅情に溢れていていいですね。

 

5.エビアンの旅のまとめ

スイスとフランスの国境に横たわる三日月形の湖、レマン湖は、雄大なアルプスの山々に囲まれ、透明度の高い湖の水上を優雅に湖船が行き交います。

この美しい自然に育まれた清らかな水が町のいたるところに湧き出るエビアン。

古くから病に効能があるとされ、人々を潤してきました。

20世紀初頭、ベルエポックと言われた時代には、その効能を求めて、多くの王侯貴族や芸術家たちがエビアンに滞在し、スパリゾートとして発展しました。

町にはアール・ヌーヴォー様式の美しい建物が建てられ、その美しい町並みはフランスでも有数の観光名所。

田舎町でありながら今日でも、どこかその栄華を感じられるエビアンの町。

セレブなリゾート地としても知られていますが、湖沿いを散歩したり、エビアンの源泉で水を汲んだりとのんびりと素朴に滞在を楽しむ方法もあります。

予算や好みに合わせて自分の希望に合ったバカンスを楽しめるのがこの町の一番の魅力といえるでしょう。

最後までお読み頂き、有難うございました。

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