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アルザス地方のおすすめシーズンと美しい村々




アルザス地方のおすすめシーズンと美しい村

 

お仕着せのツアー旅行を卒業して、フランスの田舎を気ままに一人旅で周ることができたら、たくさんの特別な思い出ができるのではないだろうか…。

そんな思いから年に1度、合計10年間、フランスの田舎を訪ねる一人旅をしてきました。

こだわりは、車を使わずに電車とバスで小さな町や村を見て回ることです。

 

車の免許は持っているけど、異国の地での運転は怖い!…だけど、日本人がまだあまり訪れたことのないような素敵な田舎村を訪れてみたいという想いはありませんか?

この記事ではアルザス地方のおすすめシーズンと、初心者でも列車やバスで移動がしやすいフランスのアルザス地方にある美しい村から、バスを使って田舎村を巡る旅行プランをご紹介します。

 

この記事を読めば、初めての一人旅の方でも簡単に計画を作ることができ、現地でも安心して旅行をすることができます。

フランスの田舎の一人旅にチャレンジしたい方はぜひご覧ください。

 

 

1.『アルザス地方』ってどこにあるの?

アルザス地方は、フランスの東の端にある地方で、フランスで一番小さな地域です。

国境をドイツとスイスに接していて、昔からドイツとフランスの領土争いの舞台となってきた土地でもあります。

そのため、現在はフランス領ですが、風景や食文化にはドイツ色が色濃く現れています。

現地では、ジャガイモやソーセージを多用した料理やドイツ語が併記された看板、ドイツ風の木組みの家並みなどにお目にかかれます。

 

2.アルザス地方の旅行シーズンは

アルザス地方は寒冷な地方です。

内陸にあるため、冬は冷え込みが厳しく、通常観光には適しません。

また、6〜8月は最近の異常気象の影響で暑くなることが多く、紫外線も強いため、町歩きに骨が折れます。

おすすめの旅行シーズンは、気候が良く、花々や緑の美しい4月〜5月と9月、または葡萄畑の葉が色づき始め葡萄の収穫のシーズンでもある10月です。

もう一つ、特別におすすめなシーズンがあります。

それはアルザス地方の風物詩クリスマスマーケットが見られる11月下旬から12月。

アルザス地方のクリスマスマーケットは世界的にも有名です。

普段からかわいい町並みがクリスマス飾りでさらにかわいらしくなり、まるで絵本の中のような世界観を生み出します。

ぜひ訪れたい季節です。

クリスマスマーケットのシーズンはホテルが混み合うので、旅行を計画する場合には早めにホテルを予約するようにしましょう。

クリスマスマーケットがいつ開催されるかを知るには、こちらのホームページを参照してください。

2020年のアルザス地方の各村のクリスマスマーケットの開催予定時期が記載されています。

Calendrier des marchés de Noël - Noël en Alsace
Calendrier des marchés de Noël - Noël en Alsace

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3.アルザス地方の美しい村

『屋根のない博物館』と称されるほど、美しい木組みの家並みがよく保存されている村があります。

その村はアルザス地方で最も美しいと言われている村、『リクヴィル』です。

葡萄畑の中に佇む姿を丘の上から見渡すと、その素晴らしい景色に感動します。

残念なのは、写真ではその美しさはなかなか伝わらない。

可愛らしい看板や花で飾られた噴水、色とりどりの木組みの家々…どの路地を歩いても絵になる風景ばかりで何時間散策しても飽きません。

村の外には、近郊で採れたワインを試飲させてくれるワインカーブもある。

村の中にはレストランやホテルも多くあり、旅の起点とするのに最適な村です。

アルザス地方を走る路線バス106番のルート上にあり、このバスを使って近隣の町や村を観光することができる。。

▼106番バスの運行会社のホームページ

 

★リクヴィル地方観光局のホームページ

 

➀リクヴィルへのアクセス

アルザス地方の都市コルマールからリクヴィルへは106番バスで訪れることができます。

コルマール鉄道駅前のバス停から106番バスで約30分。

コルマールへは、アルザス地方の中心都市ストラスブールやスイスの都市バーゼルから列車で行くことができます。

ストラスブールから約30分、バーゼルからは約1時間の所要時間です。

列車のルート、時刻表検索はフランス国鉄のホームページから行うことができます。

▼フランス国鉄のホームページ

 

②リクヴィルおすすめホテル

リクヴィルでおすすめのホテルは、旧市街のすぐそば、城壁を出てすぐのところにある『ベスト・ウェスタン・ホテル・ル・ショネンブール』です。

バス停も目の前。

村への散策にすぐに出かけられる立地が魅力的です。

バスタブのあるお部屋やたっぷりとした朝食ビュッフェも魅力です。

出典/Best Western Hôtel Le Shoenenbourgホームページより

 

名 称/Best Western Hôtel Le Shoenenbourg

ベスト・ウェスタン・ホテル・ル・ショネンブール

所在地/2A Rue de la Piscine 68340 Riquewihr France

電話番号/+33 3 89 49 01 11

▼ホームページjはこちら

 

4.リクヴィルから行ける町や村

リクヴィルを起点に、106番バスを使って周ることのできる町や村を紹介します。

 

➀コルマール

素晴らしい旧市街残る町。

旧市街の中には小さな運河が流れ、運河沿いに色とりどりの木組みの家が並びます。

その様子がイタリアのヴェニスによく似ていることから、運河沿いのエリアをPetite Venise (プティット・ヴニーズ=小さなヴェニス)と呼びます。

アルザスに来たらぜひ訪れたい町で、クリスマスマーケットの美しさでもよく知られています。

 

②ユナヴィール

リクヴィルの隣村で、小さな谷間に建てられた葡萄栽培で生計を立てる小村です。

葡萄畑の上にそびえる旧教会はアルザスらしい風景を作り出しています。

葡萄畑の中のウォーキングを楽しみたいなであれば、リクヴィルからウォーキングを楽しむのも良いでしょう。

 

③リボヴィレ

この辺りでは規模の大きい町で、リクヴィルに次いで、素晴らしい景観を保っています。

中世の城のふもとに広がる城下町で、ヴォージュ山脈から流れ込む川に沿って町が広がっています。

アルザス地方のシンボルであるコウノトリの里としても知られ、5月にはコウノトリが子育てをする様子が見られます。

 

④ベルカイム

村全体が赤い石でできており、一周城壁で囲まれている村。

城壁の上を歩いて見学することもできます。

こぢんまりとした村ですが、村の広場には花々で美しく飾られた噴水や何軒かのレストランやホテルもあります。

葡萄畑の中から見下ろす村の俯瞰がとても美しいので、ぜひ丘の上に登ってみてください。

 

5.コルマールから行ける町や村

リクヴィル同様、コルマールも数多くのバスや列車の路線が走っている町です。

街そのものの見どころも多いので、リクヴィルと合わせて旅程を組んで数日滞在し、近郊の町や村を周るとよいでしょう。

 

①ケゼルスブルク

アルザスワイン街道に位置する真珠のように美しい小さな村。

町の中には花に飾られた木組みの家々が並び、小さな川が流れています。

丘の上にそびえる廃城まで登ると美しい町並みを俯瞰することができます。

煉瓦色の屋根が葡萄畑の緑の中に浮かび上がり美しい景色を作り出しています。ぜひ廃城まで登ってみてください!

 

【アクセス方法】
コルマール鉄道駅前のバス停から145番バスで約30分

★時刻表検索はこちらから

★ケゼルスブルク観光局ホームページ

 

②エギスハイム

11世紀のローマ法王レオ9世が生まれた城を中心に、細い路地に可愛らしい木組みの家々が外へ向かって広がり集落を形作っています。

山がちなアルザス地方において珍しく平らな村で、歩きやすさを感じます。

花で飾られた美しい噴水とカラフルな屋根の教会が村のシンボル。

他のアルザスの村に比べ、家々の屋根がカラフルでとがっているのが可愛らしく絵になります。

この村はアルザスワイン発祥の地と言われ、ぶどう栽培がこの地で始まったのは4世紀のことだそう。

今では、村にあるワインカーブ巡りでアルザスワインを試飲するのも楽しみのひとつです。

こちらの村も2013年に『フランス人の好きな村』グランプリに選ばれています。

 

【アクセス方法】
コルマール鉄道駅前のバス停から208番か440番で約25分。

★時刻表検索はこちらから

★エギスハイム観光局ホームページ

 

6.まとめ

アルザス地方のおすすめシーズンは、気候が良い4月〜5月と9月、または葡萄の収穫のシーズンである10月。

それと特別におすすめするシーズンは、アルザス地方の風物詩『クリスマスマーケット』が見られる11月下旬から12月。

シーズンを外すと、楽しめないこともあるので気を付けましょう。

またアルザス地方には小さな魅力的な村が密集しています。

田舎にしては列車やバスが整備されているから周りやすく、初心者の方にも玄人の方にも一人旅におすすめです。

私は公共交通機関を使い、3回アルザス地方を旅しましたが、バスや列車の遅れは少なく、計画通りに旅程をこなすことができ快適でした。

まるでおとぎの国のような小さな村々を自分の足で訪ねに出かけてみてください。

最後までお読み頂き、有難うございました。

 

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